ぼくの脳内

ぼくの脳内を言語化してみた

もう比べるのはやめにしないか

 大学入って一週間。自分は一体何者なのだろうかと思うきっかけだらけだった。

 

 というのも、周りのレベルがかなり高いのだ。一人一人が受験勉強以外の何かを持っている。

 

 それに比べて自分には一体何があるのだろうか…

 よくそんなことを思う。

 

 自分には音楽以外の趣味も無いんだなって。

 他に趣味がないのを理由に音楽だけを頼りにしてるんだなって。

 

 音楽だって、そもそもは母親の遺伝子があるからどうにかやってきているようなものだ。惰性でやってきたんだ。

 自分のオリジナリティがあふれるようなことは何も出来ていないんだ。

 

 友達から完璧人間と言われた。もしかするとそれは皮肉なのかもしれない。

 

 ”完璧”という二文字が本当に嫌いだ。

 

 完璧というのはそれ以上もそれ以下もないということだ。

 つまりもうそこから動くことはない。

 進化することすらもないのだ。

 

 まだお前は10代だぞ?

 達観したフリをするな。君はまだ世間知らずのただのガキだ。

 

 年齢としてはこれから大人になっていくんだろうが、それでもまだまだだ。

 

 自分は何かを構築したような気になっているのかもしれないが、そもそも今はまだ差し詰めサグラダファミリアなんだよ。

 まだ破壊するにも至ってない。

 

 強いて言うなら、君の内気なところを破壊したらどうだ?内なるからを少しでも良いから破ってみたらどうだ?

 

 

 他の人に話しかけてみようよ。

 

 なんか小説とか読んでみようよ。

 

 適当に映画でも見に行こうよ。

 

 そこからでいい。面白い人間になれ。

 

 自由になったんだろ?自由になってそれを持て余す人間にはなりたくないだろう?

 

 つまらない人間だな、君は。

 

 詰め込めるのは今だけだ。

 

 いつも余命一日のつもりで生きてほしいんよ。

 

 

 冒頭で優秀な学生と自分とを比較した。

 もちろんそれを燃料にして、自分の変化のきっかけにするのは良いことではある。

 

 とは言え、比べてもしょうがないという側面もある。

 受験勉強で学んだひとつの大きなことがある。

 

 ”目の前にあるのは現実であり、それは不動のものである”

 ということだ。

 自分が今、劣っているのは事実であり、そこから目を背けても全く意味のないことなのである。

 問題はそれを受けて自分がどうするのかなのである。

 

 こういう教訓めいた話はよく聞くし、皆も”あぁ、はいはいそうだね”くらいの気持ちで受け止めているのかもしれない。

 ただこれは馬鹿にならない。経験者にしか分からないのだ。

 

 これをないがしろにする人は、この教訓からすらも逃げている人々なのだ。

 

 とにかく常に考えて生きて欲しいな。

 最近自分の短期記憶力が落ちている気がしてならない。

 

 あれ…今自分は何をしようとしていたんだろう…?集中しようか。

 お前は出来る。だからもっと自信を持ってほしい。

 

 面白くなくたって、それが君の個性であり面白いところなんだよ。