ぼくの脳内

ぼくの脳内を言語化してみた

君だけの私で

 独占欲が強いなと思い始めた。

 

 誰かと話しているとき、私はこの人の唯一無二の存在でありたい。そう思うことが多々あるなと感じ始めた。

 

 それはちょうど、小学生がある友達に「私以外とは友達にならないで」と発言してしまう心理と似ているのかもしれない。

 (言われる本人は困惑するのはもちろん、そこからの友達関係が破綻しかけるなんてのは、そのあたりの年代の子たちが抱えるよくある話だ。)

 

 私の場合はそれが今でもあると感じる。

 実は控えめキャラにみえて、自己主張は激しいのかもしれない。

 私が誰かに親切なのも、「その人には私しかいないんだ」という変な責任感からそうしているのかもしれない。

 私の代わりなんて、ほんとは誰でもいるのにね。

 

 このことは一般の人にも当てはまるのではないか。

 結婚がいい例だと思うのだけど。

 まあ私はまだまだ自立した大人ではないから全然結婚とかもはや恋愛にすらも疎いわけだけど、結婚の意味を考えることは多々ある。

 

 何故結婚したいのか?

 もちろん子孫の繁栄。それは大いにあろう。しかしその後も夫婦は一緒に暮らす。

 どうして一緒に暮らす必要がある?のびのびと年金で一人楽しく暮らせばいいじゃないか。

 

 結局ね、欲しいんですよね。自分が誰かにとっての唯一無二であるという気持ちが。

 それが二人一組でいけば、きっちりと小さい枠で完結する。

 結婚の意味にはそういう側面があるのかもしれない。

 

 これから大学に入るうえで、人間関係が劇的に変化するのだろう。だから色々考えているわけだ。

 大学だとおそらく人が多いだけに、人間関係がより希薄になりかねない。

 自分にとってのふるさと、それは見つけたいものである。

 誰かを癒し、その誰かに癒され。

 そういう存在を探してみたいものである。

 

 なんでなんだろうね、誰かの特別でありたいっていう感情は。 

 やっぱり孤立が怖い?それで片づけていい?

 なんだろう、よく分からない。それは本能的にそう思うものなのか。それとも近年社会的背景があって形成されるのか。

 何なんだろうね。

 

 でも言えるのはひとつ、私はやっぱり寂しい。