ぼくの脳内

ぼくの脳内を言語化してみた

完璧主義者のパラドクス

 まさに自分がこれに該当するような気がするので、その思考のプロセスを手短にまとめておこうと思う。

 今まさに、受験繁忙期なので、逃避するにも、生産性のあるものにしようというわけだ。

 

 まず、完璧主義者とは文字通り、完璧に物事を遂行したいと思う性格の人である。

 

 一見、何でも完璧にこなせるなら良いではないか、と思われるが、それは、その人が人間として弱いかどうかで変わってくる。

 

 というのも、仮にその人が弱い人間であったとしたら、その人は物事を完璧にするのに、努力をするのではなく、努力をしないという努力をしてしまうからだ。

 

 自分が努力をしなかったから、今回はあまり出来が良くなかったけど、本当ならできる、と言い聞かせるために。

 

 つまり、完璧にできなかった時が怖いので、もうそれに向かって走るのはやめて、それに代わる原因を無理やり作り出そうとしているわけだ。

 

 本当に愚かな話に思えるだろうが、そういう人がいるのは事実であり、実際にこれを読んでくれている方々にも該当者はいるのではなかろうか。

 

 ある種の防衛機制とも読み取れる。

 

 さて、ここからはそんな自分にどのようにけじめをつけるかについて書こうと思う。

 

 正直自分がその患者であり、医者ではないのでよく分からないが、とにかくまずは、無意識に現実逃避しているという自分をよくよく見つめることが大切であると思う。

 

 そして、どうして今自分がそういう状況に陥っているのか、それを考える。

 

 その思考からいつの間にか逃げてしまう。それが人間というものである。

 

 しかし、本当は根本は何も解決していないということも心にとどめておかなければならない。

 

 そして、失われた時間はもう戻ってはこないが、ここからやり直せば、ここで諦めてまた逃避した自分より、何倍も夢に近づけると思えばよいのだ。

 

 たったそれだけのことでよい。その積み重ねで、今の自分は本当に変わる。

 

 

 まあ、そもそも、ちゃんと計画を立てて、自分のすべきことが明確化されていれば、現実逃避などは起こらないはずなのだが。

 

 しかし、実際計画をたてていたとしても、それが崩れた瞬間に、完璧主義者も崩れる。

 

 彼らはフレキシビリティが欠乏しているのだ。

 

 だからこそ、計画をたてるにしても、もっと柔軟に対応できるものにしておかなければならないし、何よりも当の本人が、計画はズレるものであるということを自覚しておく必要がある。

 

 たとえズレたとしても、それは想定内のことであり、結局自分は目の前のことを順番に終わらせていくしかないのであると。

 

 もしも、それがダメそうならば、明日にそれを回して、他のことを始めればよい。

 

 

 とにかく本当はやることは沢山あるのだから、一瞬たりとも止まってはいけないのである。

 

 

 さて、ここまで書いてしまったが、とにかく頑張れ。

 

 メンタルは自分にしか変えられない。